なぜサクラは既婚者に寄ってくる？

なぜサクラが既婚者にとっての最大の敵かというと、ハッキリ言ってしまえば「騙しやすいから」です。
既婚者は純愛よりも大人の出会い(いわゆるセックス関係)を多く望みます。特に男性に関しては、性的な言葉に非常に弱いです。あわよくば簡単にセフレを・・・と思っていると、弱みに付け込まれてしまうのです。

その他にも、既婚者は年配の人も多いため経済的な余裕があることなども、サクラが寄ってくる一つの理由でしょう。

巧妙化している出会い系サクラの手口

パソコンやインターネットが普及するにしたがって、サクラの手口もどんどん巧妙化してきました。初めは誰でも見抜けるようなものだったのが、最近ではパッと見ただけでは分からない手口も出てきました。

・男性好みの女性を装ったプロフィールで活動する
・一つの話を長い期間広げて、会う話が出ないようにする
・言われたものをインターネットで調べてメールする
・早い段階で会う約束をしてくる

男性にメッセージの返信をさせるには、まず男性好みの女性を作り上げなくてはいけません。例えばパートに出ていて時間が取れるだとか、セックスレスで男性に抱かれたいだとか、「すぐにセックスができそう」と思わせて、男性からのメッセージを誘うのです。

サクラのメッセージは、一つの話題が出たらその内容を膨らませるという特徴があります。例えば「休日の過ごし方は？」と聞いて「本を読んでいるよ」と答えると、「へぇ、どんな本？」・・・とそこから話題が尽きるまで延々とその話をし続けるのです。一見普通の会話の流れなので自然に見えますが、この状況が何週間も何か月も続くと、怪しんだ方が良いでしょう。

例えば利用者がＡ県に住んでいて、サクラはそれに合わせてＡ県に住んでいるというウソのメッセージを送るとします。
サクラは本当はＡ県にはいないのですが、利用者が地元ネタを話してもインターネットで調べたら簡単にＡ県の情報を得ることができます。こうして利用者に「相手は本当にＡ県の人間だ」と思わせることができるのです。

これは悪質のなかでも更に悪質なケースで、実際に待ち合わせ日時や場所まで決めてしまってドタキャンするという手口です。
サクラは会おうと言っても会えないため、できるだけメッセージのやりとりを長引かせるように努力します。しかしだんだん会えないことに不信感を持つ利用者も出てくるため、最終手段として待ち合わせまでしてしまうという事態になります。待ち合わせに現われた利用者に「私は〇〇前にいます」というウソのメッセージを送り、散々歩かせたあとメッセージをしなくなるといった手段をとることもあるのです。

悪質で迷惑なサクラから身を守ろう

巧妙化するサクラからどうやったら身を守れるのでしょうか？攻略法のヒントは、サクラの行動の裏をかくことです。

・あきらかにおかしい、条件が良すぎるプロフィールは信用しない
・同じ話をしたがる相手はサクラと思おう
・地元の人じゃないと分からない地元ネタをふってみよう
・待ちあわせ場所はきっちり決める、動かない

器用なサクラは不審がられないようなプロフィールを作ってしまいますが、プロフィールは短時間で量産されていますからどこかにボロが出るはずです。好条件なプロフィールほど初めは疑った方が良いかも知れません。

同じ話を繰り返したり、膨らませたりするのはサクラの一つの特徴です。一般の会員と区別が付けにくいところではありますが、一般会員ならばある程度のところで区切りをつけて会う話を始めるはずです。サクラは会う話を嫌うので、ある程度仲良くなったら会う話を積極的にしてみると良いでしょう。

サクラに追いつめられる立場の利用者ですが、逆に追い詰めることもできます。誰でも知っている全国的なネタなどは、調べたら答えられてしまいます。しかし工事中の建物や商店街の話などをしてみると、インターネットの情報が古い場合があります。返信内容がおかしいと思ったらすぐに別れを告げましょう。

待ち合わせ場所にきて、サクラからのメッセージであちらこちらに振り回されるケースが非常に多いです。そのようなことを避けるため、初めから待ち合わせ場所やお互いの服装をきちんと教えあっておくというのが理想の形だと思います。たとえ「〇〇というビルに来て」と言われても、絶対に動かない。それ以前に相手も一般の会員ならば、初対面の相手に待ち合わせ場所を変えてなんてお願いはできないと思いますけどね。